離乳食・栄養

  • HOME
  • 離乳食・栄養

母乳のあとぴっこは要注意!
栄養失調にならない治療が必要!

母乳のアトピーの赤ちゃんにとっては、生後4か月以降が非常にしんどい状態になります。特に、重症児は、母乳にこだわると、生き死にの状態になることもありえます。
体重が小さいとか、アレルギー検査してもらおうとか、と言う理由で、近所の普通の病院を受診してしまうと、検査の結果、体重が横ばい・減っている、低アルブミン(口からタンパク質が摂れてない)電解質バランスが崩れる(脱水のため)等になっています。

「医療ネグレクト」と診断されてしまい、特に関東では、児童相談所に、通報されてしまう事が多いです。
児童相談所は、病院医師の言葉を信じ、場合によっては、強制的にステロイド治療をさせたことも最近もありました。児童相談所は敗血症で亡くなった生後7か月の福岡の赤ちゃんの件があるので、恐らく心配しての事だと思います。が、亡くなった時点での体重は4.3kgでした。1∼2か月の赤ちゃんの体重です。栄養失調状態のために、感染症を併発して亡くなったのです。気付いた時には、引き返せない状態になっていたのでしょう。
ということは、栄養失調にならないような治療が必要だということです。

佐藤小児科や、阪南中央病院皮膚科では、栄養失調状態になったアトピー児についても、できるだけステロイドを塗らずに治療することを目指しています。が、中には、命の危機と言う状態になったアトピー児もいて、その場合はステロイドを使った子もいました。しかし、プロアクティブ治療はしません。1か月で終了した子もいます。やめることを前提にして治療します。数えるほどの数です、そういう子どもは。

最近は、低アルブミンでも、症状が無ければ、ミルクへ変更・離乳食を食べさせて経過をみることも多くなっています。

使いたくないステロイド。

しかし、自宅での自己治療には、落とし穴があります。
落とし穴に落ちないアトピー治療をする

重症児は、ミルクにし、10%濃い濃度で飲ませる。
離乳食は4か月から開始する
体重が成長曲線内に入っているか、体重を測る

受診する病院を選ぶ必要がある

あなたの周りの病院は、基本ステロイド治療の病院。
良く調べてから受診する必要がある。

こだわりがあっても、こだわりを捨てることが必要な場合もある。

母乳の赤ちゃんで重症児は、注意が必要です。
周りにこういう方がおられたら、声をかけてあげて欲しいです。
こういう病院があるよと。